こういうことを考えることもあるんです

2/5 2:05

競争の外にあるものの意義を認識なんてしていなければ，人生気楽なんでしょうねぇ。
人間関係は重要に決まっているし，支えが欲しい時もあれば，自分を修正できる存在に感謝する時も当然あります。
でも，だからといって競争の中にあるものの意義を否定するのは間違いなんだ，と思います。

こんな時は，hide「様」のお言葉を。
m(_ _)m

「痛みの中が故 認識する 存在の意味を
教えてくれとすがり叫ぶ鏡の中の己」
from "DICE"

そして一つの回答として，「金持ち父さん貧乏父さん」でも引用されている，私自身大好きな詩を。

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「歩む者のない道」　ロバート・フロスト

黄色い森の中で道が二つに分かれていた
残念だか両方の道を進むわけにはいかない
一人で旅する私は，長い間そこにたたずみ
一方の道の先を見透かそうとした
その先は折れ，草むらの中に消えている

それから，もう一方の道を歩み始めた
一見同じようだがこちらの方がよさそうだ
なぜならこちらは草ぼうぼうで
誰かが通るのを待っていたから
本当は二つとも同じようなものだったけれど

あの朝，二つの道は同じように見えた
枯葉の上には足跡一つ見えなかった
あっちの道はまたの機会にしよう！
でも，道が先へ先へとつながることを知る私は
再び同じ場所へ戻ってくることはないだろうと思っていた

いま深いため息とともに私はこれを告げる
ずっとずっと昔
森の中で道が二つに分かれていた。そして私は・・・・・・
そして私は人があまり通っていない道を選んだ
そのためにどんなに大きな違いができたことか

[1916年]

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これこそが，人生で最も尊敬し，感謝している人の言葉とリンクする「詩」です。
この詩をあの本のように「金に対する考え」と結び付けようとは思いません。
でも，自分の生き方に自信を持つ，という意味で本当に救われた言葉でした。

自分の過ごす時間に意義を，それと同時に重圧を実感し，他の人にとっては本当に厳しいものに写ったとしても。
自分以外の人にこなせないのなら，それこそが自分の存在意義。
そしてそれを自ら選んだのであれば，なおさら意義はある，と信じて。自分の与えられたこの瞬間を無駄にすることなく過ごしたい。

燃焼している時だけ「安心」できる。というより自分を許せる。
そういう人間もいるんですよ。世の中には。