なぜかTMR
2001年2月10日NHKの深夜番組でTMR特集見てます(笑)
いや,なんか,朝倉大介って好きなんですよね。子供の頃からピアノをやっていて,結構まじめにやっていましたが中学の頃に限界を感じて夢をその方向に持つのは断念(理由は下記)。
洋楽好きなおかげでバンドやっている友人は増えて,高校時代よくバンドに誘われたりもしたんだけど,鍵盤奏者って脇役に過ぎないことが多いので「常に自分が主役」のピアノをやっていた人間にはその存在は耐えられなくて(笑)
そんなわけで,洋楽に走る直前に聞いていた唯一の邦楽TMN(祝復活),そしてその流れでたまたま耳にした朝倉大介のソロ作品を聞いて,「こういう道があったのかぁ」と。
大学時代には,DREAMTHATERという超ハイテクバンドのカバーをやりかけたこともありました。全ての演奏者にテクニックが必要なのでキーボードも十分すぎるほどアピールできる,という理由で。しかしそのハイレベルさゆえにドラマーがギブアップしてしまいました(笑)
その後,ピアノに戻って,ピアノ奏者何人かでホールを借りて合同リサイタルを開催したり。あの「スポットライトを浴びて演奏する快感」はいいですよね。分かる人には分かると思いますが。
生まれ変わったとしたらもう少し音楽を真剣にやっているだろうなぁ,と思うことも。自分の人生で,「誰よりも尊敬し感謝する人との接し方の誤り」と並んで唯一「修正したい」と思うところかも。
とはいえ,中学時代にリヒテル(史上最高とよく称されるピアニスト)のピアノを聞いて「こんな世界を創り出せたら他に何もいらないな」と感じつつ,「この音は自分にはどれほど努力しても創り出せないだろうな」と感じて「効率よく勉強できる要領」と「他人の考えを論理的に読んで,先回りする狡猾さ」こそが自分に与えられた能力と割り切ったのも事実。芸術家向きではないでしょうね。
ま,今の職場にいる人たちは「論理的思考能力」においてまさにトップレベルの水準にある人たち。私の現在の能力で太刀打ちできる存在でないことも実感しているわけですし,前から書いているように「野心のために全てを捨てられる」私のその部分が将来彼らの能力に匹敵するものまでなったときには,「努力すれば殆どのことは可能になる」と信じられるでしょう。芸術家,という夢すらも他の人にあきらめるな,と言うことができるかもしれません。
それにしても,ピアノを弾いているときの精神状態は文章を書いている時よりも遥かに研ぎ澄まされていて,時として本当に苦しいものになります。真剣にピアノに向かっていた10年前のほうが今よりも
遥かに技術的には安定したものがあったとしても,自分としては今の演奏のほうが好きになるでしょう。表現には人生の厚みが表出することとなり,その厚さは辛い経験に裏打ちされてくるもの。
父親に性的虐待を受けていたというGN’Rのアクセル・ローズ
高校〜大学時代に唯一心を許していた従姉妹を失ったことがきっかけで彼女に話していた夢の実現の為にプロを真剣に志し始めたという小室哲哉
商業ロックの象徴とも言われるアクセルと,ビジネスとしての音楽を成功させた小室哲哉。その裏側にあるものを考えると,その道を選んだのもなにか納得できるような気がします。
自暴自棄にも似た破滅思考と,冷め切ったとも言える冷静さ。
薄っぺらくても苦しみの少ない人生と,厚みはあっても苦しみに溢れた人生。どちらが幸せなんでしょう。
いや,なんか,朝倉大介って好きなんですよね。子供の頃からピアノをやっていて,結構まじめにやっていましたが中学の頃に限界を感じて夢をその方向に持つのは断念(理由は下記)。
洋楽好きなおかげでバンドやっている友人は増えて,高校時代よくバンドに誘われたりもしたんだけど,鍵盤奏者って脇役に過ぎないことが多いので「常に自分が主役」のピアノをやっていた人間にはその存在は耐えられなくて(笑)
そんなわけで,洋楽に走る直前に聞いていた唯一の邦楽TMN(祝復活),そしてその流れでたまたま耳にした朝倉大介のソロ作品を聞いて,「こういう道があったのかぁ」と。
大学時代には,DREAMTHATERという超ハイテクバンドのカバーをやりかけたこともありました。全ての演奏者にテクニックが必要なのでキーボードも十分すぎるほどアピールできる,という理由で。しかしそのハイレベルさゆえにドラマーがギブアップしてしまいました(笑)
その後,ピアノに戻って,ピアノ奏者何人かでホールを借りて合同リサイタルを開催したり。あの「スポットライトを浴びて演奏する快感」はいいですよね。分かる人には分かると思いますが。
生まれ変わったとしたらもう少し音楽を真剣にやっているだろうなぁ,と思うことも。自分の人生で,「誰よりも尊敬し感謝する人との接し方の誤り」と並んで唯一「修正したい」と思うところかも。
とはいえ,中学時代にリヒテル(史上最高とよく称されるピアニスト)のピアノを聞いて「こんな世界を創り出せたら他に何もいらないな」と感じつつ,「この音は自分にはどれほど努力しても創り出せないだろうな」と感じて「効率よく勉強できる要領」と「他人の考えを論理的に読んで,先回りする狡猾さ」こそが自分に与えられた能力と割り切ったのも事実。芸術家向きではないでしょうね。
ま,今の職場にいる人たちは「論理的思考能力」においてまさにトップレベルの水準にある人たち。私の現在の能力で太刀打ちできる存在でないことも実感しているわけですし,前から書いているように「野心のために全てを捨てられる」私のその部分が将来彼らの能力に匹敵するものまでなったときには,「努力すれば殆どのことは可能になる」と信じられるでしょう。芸術家,という夢すらも他の人にあきらめるな,と言うことができるかもしれません。
それにしても,ピアノを弾いているときの精神状態は文章を書いている時よりも遥かに研ぎ澄まされていて,時として本当に苦しいものになります。真剣にピアノに向かっていた10年前のほうが今よりも
遥かに技術的には安定したものがあったとしても,自分としては今の演奏のほうが好きになるでしょう。表現には人生の厚みが表出することとなり,その厚さは辛い経験に裏打ちされてくるもの。
父親に性的虐待を受けていたというGN’Rのアクセル・ローズ
高校〜大学時代に唯一心を許していた従姉妹を失ったことがきっかけで彼女に話していた夢の実現の為にプロを真剣に志し始めたという小室哲哉
商業ロックの象徴とも言われるアクセルと,ビジネスとしての音楽を成功させた小室哲哉。その裏側にあるものを考えると,その道を選んだのもなにか納得できるような気がします。
自暴自棄にも似た破滅思考と,冷め切ったとも言える冷静さ。
薄っぺらくても苦しみの少ない人生と,厚みはあっても苦しみに溢れた人生。どちらが幸せなんでしょう。
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