日経ビジネス

2001年6月25日
新生銀行が特集。
あまりに一方的に賛美するかのような書き方。
人脈を使って書かせているな,とすら思わされるもの。

昨日に続いて,銀行について。
と言うよりも今日は,今の新生銀行について。

何が変わったと言うのか。
生え抜きで,30歳前の人間がクビになったりすることは今も考えられず。
既に年間契約の特別給与体系への転向も可能になっているのですが,一般に『投資銀行』と呼ばれる業務に携わる行員に年間契約制への転換を呼びかけたところ,誰一人として応じなかったとか。
それは考えれば当然のことで,その時に年間契約に転換する自信のある人なら外資系に行くでしょうし,少し安定がほしければ本邦系金融機関にもう移っているはず。
(個人的には本邦系金融が安定しているとは思いませんが)
私が在籍していた時から凄まじいほどの嫌悪感を感じた,無能でありながら高給を得ている層が存在している限り,認める気になる筈もなし。

部門のメンバー殆どが転職組の一部の部門だけはたしかに,雰囲気が以前とはまったく違うものになっているとのことですが,それは当然のこと。

しかし,こうした記事で好感を持つ人がいれば,この記事が業績に貢献する可能性も。
こういうふうに裏で一部の人間に嘲られることをおそらくは認識しつつも,企業価値を向上させるために手段を選ばぬ泥臭さ,
それは確かに以前の長銀にはなかった部分。
そうした点は,認めざるを得ない。

そして,もう一つ。
プライドの高い銀行員が軽視しつづけてきた小売業のマーケティング,ブランド価値などと言ったものについて,記事の通り,本当に謙虚に研究し,形だけでなく生かそうとしているのなら。
それは本当に意味のあること。

なんだかんだで八城社長はよくやっているのでしょう。
私の考えるような体制に推し進めれば退職者が続出し,企業として存続できなくなることは容易に想像出来ます。
変化を推し進めつつ,ぎりぎりのところで組織を維持する。
外部から見る限りこれまでのところ,そのバランス感覚は十分すぎるほど評価できるもの。

雑感でした。


さて,
自分自身の本業は。

疲れを取る意味もあり,今日は早めに帰宅。
でも考えたら22時に帰宅って,世間では決して早くない。
もっと効率の良い仕事を出来るようにならないと。

残業が多いのは無能の証拠。

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