行って,良かった。

2001年6月30日
前の職場で世話になった先輩の結婚式&披露宴。
その先輩は私の8ヶ月前に既に転職していたこともあり,長銀関係者は私を含め5名のみ。
皮肉屋でありつつ,繊細な部分があり憎めない存在であったその先輩らしく,出席者への配慮が行き届いた披露宴。
それぞれの肉親の挨拶はないなど,可能な限りシンプルなもの。
会社の上司の挨拶だけは省略が許されなかったようですが(笑)

長銀関係の出席者は私以外はその先輩と同年代で,30歳前後。しかも長銀残留組。
披露宴があったホテルのラウンジで5人で2時間ほど話していたのですが,2週間前の同期の結婚式と違い,その先輩方は中枢により近い部署で働いているためか意識が高く,話も面白い。
問題意識と,自らの職務から得られる経験に対する前向きな姿勢。
それはある意味,没落に向かいつつも問題意識と優秀さを感じて入社を決めた,4年前の就職活動中に出会った先輩と共通するものでした。
(4年前の先輩はその時,「長銀が潰れても長銀行員は生き残るから」と笑い,事実,国有化と同時に他行へ転職していきましたが)

先輩の一人にもう少し情報交換するか,と誘われコーヒーを飲みに。
その先輩は私とは違った面で日本の金融業界の先端に位置する部署にいる為,守秘義務の範囲内の話でもお互い別の視点を感じることができ,刺激に満ちたもの。


安心しました。
確実に変わっている人たちがいること。
問題意識を持つ人たちがまだ残っていること。
当たり前のことなのに,それを確認できて,良かった。

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