今日のWBSでふと思い出しましたが,
一体「インフレ」が何を意味するか,
彼らは分かっているのでしょうか。

足元を見てみても,
問題は山積していることが自明の筈です。
次に起こるのは国債の金利上昇であり,
それでも国債発行なしには資金繰りをつけられない政府は,
投資の優遇措置で個人資金を国債へ向かわせるのでしょうか。
日銀の国債引受などまさに悪質の,
麻薬。

民間企業の活力は,
市場からの資金調達のコスト増,
また,
インフレにより必然的に生じる円安により,
中長期的にはさらに失われていくのでしょう。

そうして日本の経済力に懸念が生じた時,
さらに円からの流出は加速し,
「ターゲット」などというものでは留めることなど出来ない,
悪循環こそが最も懸念されます。

国の政策で市場をコントロールすることは出来ない,
それは90年代前半の欧州通貨危機の時に証明されているのですから。


まぁ,
過大債務に陥っている政府にとっては,
インフレほど都合がいいことはないかもしれません。
お金を刷って借金を返す,
第二次大戦前のドイツと対して変わらないレベル(冷笑)


「政府と内閣が一体」
この言葉ほど,
通貨としての「円」への信頼を失わせるものは,
ないはずでしょう。
日銀の独立性,
それは98年の日銀法改正により確立された筈です。
日銀が独立していることこそ重要なのに,
「政府と一体でない」ことを,
なぜか野党が批判するという,
レベルの低さ。


ようやく弱肉強食が,
「公平な世界での厳しい競争」が,
根付きかけている今。
財政政策と金融政策の違いも分からない輩に,
全てを壊されてはたまりません。

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