初心,再び

2002年3月22日
ふと,
表面の埃が目に付いたので,
手紙を入れた額縁を掃除して,
その手紙も読み返しました。

長銀を退職した時,
直属の上司から頂いた手紙を。


「この経験を礎に,
今日ここにいる私たちに
『自分の決断は正しかったんだ,
 成功だったんだ』
ということを是非証明して欲しい,と思います。
そして,この私に,
『やっぱりあの時,
 転職の話をやめさせなくてよかった』
と言わせるような,
格好良い,
後悔しない人生を是非送って欲しいと思います。
今後の活躍を期待しております」


10歳以上歳が離れていても,
直属の上司であったとしても,
見下す視点ではなく,
個人としてのメッセージを頂けたこと。

その上司だけは,
私の「転職の話をやめさせる」ことが出来た,
その事実も認識された上で,
「お前の人生の責任まで取れないじゃん」
そう話し,
明らかに人事考課でマイナスとなる部下の離職を,
受け容れて下さったこと。


今の自分を育ててくれた,
全ての方々への感謝。
そうした方々から離れることを選んだ,
自分の中での責任。

目指す場所であり,
意識の中では出発点である,
目標。


今の環境で,
何を望んでいた筈なのか。
何を手に入れなければならない筈なのか。

忘れていたつもりはありませんが,
もう一度,
意識の面から徹底的に,
初心を意識します。

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