1990年ワールドカップ,
マラドーナしか知らなかった私はこの大会で,
カニーヒア,
バッジョ,
ストイコビッチ,
そうした素晴らしい選手たちを知りました。
中学生だった当時,
同じクラスに全国選抜に選ばれるほどの友人がいて,
彼に影響されて初めてみたワールドカップ。
彼は今ではJ2チームの副主将。

人との出会いで人生は決まるもので,
高校時代には神奈川県の公立高校ですが,
強豪の一つと言われる学校にもかかわらず,
新入部員19名の中で2人だけの初心者の一人として,
サッカー部へ。
「今日も『やめてくれ』と言われないで,
一日の練習を乗り越えることが出来た」
半年間は毎日その繰り返しでした。
朝練30分前に登校して3キロのランニングとダッシュ,
夕方の通常練習後は仲間に頼んでシュートの練習と,
ウエイトトレーニングとダッシュで1時間半。
それを続けて1年経った頃に実感できた,
ようやく認められたという感覚。
その経験は今でも自分の支えとなっています。

神奈川に三人しかいない国際審判員の資格を保有する顧問,
神奈川の国体選抜,
大学ではユニバーシアード選抜の主将をこなし,
残念ながら今はJ2に降格したチームでプレイしている同期。

サッカーでは本当に出会いに恵まれていました。


そして,憧れていたワールドカップ。
自国開催でありながら,
抽選に落ちつづけて一時は諦めかけた観戦。
職場のアシスタントの人脈のおかげで,
今日の日本-ベルギー戦のチケットを入手。
少々高額でしたが(苦笑),
まぁしょうがないでしょう。

支払った金額以上の感動を頂きました。
年頭以来,決定力不足を指摘され続けてきた鈴木。
彼の得点はまさに彼の「強さ」を裏付けるもので,
まさに感動的なもの。
イギリスで苦悩を続ける稲森の得点も,
自信を取り戻させるに十分なものだったでしょう。
審判の判断に疑惑の残る幻の得点は本当に残念ですが・・・

ディフェンス面や柳沢の調子に反省点は残りますが,
結果として2-2の同点,
勝点1。
心から満足してスタジアムを後にしました。


孤独,
苦悩,
葛藤。

彼らの裏にあるものを考えると,
来週に迫る契約更改への様々な不安や苦しみを,
吹っ切らせてくれそうなパフォーマンスでした。

これが,スポーツなのでしょう。

コメント

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索