転職通知のメールを送っていた方からの,
返信の一通を呼んで驚き。
日債銀出身で米国証券アナリストのその方,
前職でお会いした時は某コンサル所属でしたが,
つい最近,
名古屋の某有名大学院の助教授に就任,とのこと。
驚きと同時に,
あの方なら納得,と言う気も。

私が今の道を進んでいるのも,
ロバート・C・ヒギンズ教授の有名な著作,
「ファイナンシャル・マネジメント」に出会ったのが,
大きな転機になっています。
多くのMBAの基礎コースで教科書になっているこの本,
長銀名古屋支店時代にはバイブルのように持ち歩き,
通勤のバスの中で貪るように読み続けていました。
それこそ何度も,何度も。
ただの銀行員,
しかも個人業務配属だった私は,
決して金融理論に詳しくはありませんでしたが,
それでも企業財務理論の面白さに引き込まれ,
理解できるまで読み続けていたものです。

その大きな魅力は分かり易いだけでなく,
実在する企業の実際のデータを基に,
具体的にその企業の課題や事業の特長を説明していた点でした。

多様な経験をもつあの方を通じて,
私のように企業財務の世界に入る学生も,
きっと増えることでしょう。
それもまた,
経済の活性化に繋がる一事業と言えるのかもしれません。

その方にも依頼されたことですが,
私が企業財務にも何か「語れる」ようになった時,
そうした場を通じて私も参加できるかもしれません。

人との出会いとその後の広がり,
その面白さを再認識させられます。
これも,
前職で自分の可能な限りのアウトプットを,
見せていたからこそ,の筈。
これからも,
そうした姿勢は忘れずにいたいものです。

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