時の流れと人との関係

数日前から痛み始めていた虫歯，
社会人になってから初めて，
ということは，
6-7年ぶりの歯医者。
職場の近くに評判がよいところがあるというので，
仕方なく(苦笑)，
仕事を抜け出して行くことに。
最初にレントゲンをとり，
診察開始。
5年以上歯医者に来ていない割には歯石が少ない，
という言葉だけが良い情報で，
あとはボロボロ(笑)
痛み始めていた歯の神経は抜くことが決定。
他の何本かについても，
今度治療することに。
ともかく今日については応急処置，
金曜日に再度通院を予約。

職場との往復を含めても，
40分程度で全て完了。
これは何よりも重要です。

19時から，
PE/VC業界の有志の集うパーティーに参加。
ここで驚く再会も。
長銀入社時に研修担当だったT氏，
退職後に米国留学したとは聞いていましたが，
突然今日のパーティーでその顔が。
いつの間にか某総合商社の投資事業部門にいました。
私がファンドに，
しかも前職にいたことに少々驚いていた様子。

でもあらためて，
時の流れを感じたのはその会話の時の自分の心境。
研修当時は破天荒な雰囲気の彼に対し，
憧れないしは理解不能，
と同期の殆どが感じていたものでした。
今は，
自分に絶対の自信を持てない人間だからこそ，
強がっているその姿勢が感じられてしまって，
少し興ざめも。
そのパーティーの中心メンバーの方々は，
5−6年前に華々しいキャリアからリスクを取り，
まだ日本では未開のファンドビジネスの黎明期，
その業界としての立ち上げに携わった人たち。
年齢的にはT氏と全く同じ世代，
私ともせいぜい5−10歳しか違いません。
それだけのリスクを取り，
今の業界の成長の中でも中心にいる人たち。
国有化された長銀を辞して留学と言う，
いわばキャリアの安全地帯を選んだT氏では，
比較の対象にすらなる筈がありません。


T氏とはそこまでにして，
久し振りに会う人も多いので，
あらためて転職の報告に回りつつ，
前職のメンバーにも近況の報告。
雑居ビルにオフィスがあった頃からの幹部とは，
まさに三年以上の付き合い。
私と5歳しか違わない幹部とも，
今後のあるべきファンド・株主の姿，
そして事業会社の従業員・経営陣の姿勢について，
あらためて議論させてもらいました。

公私共に共感できる価値観を持つ，
この会の中心メンバーや同世代の人たち。
私の意識さえ変わることなく維持できれば，
これからも一生の付き合いになる筈です。