カネボウ
2004年2月17日銀行へ公的資金注入して増資するのと,
何も変わらないのに,
メディアは温かく迎えますね。
それどころか,
「産業再生機構の本領発揮」
と言いかねない勢い。
不思議なことです。
産業再生機構は,
「再生ビジネスが民間に根付くまでの橋渡し」
そういう位置付けであった筈。
実際,そういう議論を記憶しています。
なのに今回ユニゾンが手を挙げていたのにもかかわらず,
かっさらうように案件を持っていくとは。
ユニゾンが暫定的に評価していた出資額4000億円,
それは,
人事制度の刷新を含めたコストダウンと,
戦略的投資,
そして事業リスクを織り込んだ価格の筈。
不明なのは,
果たして国の傘下の機関がリストラを含めたコストダウンを,
本当に進められるのか,というところ。
事業体質の変革に疑問符があり,
しかも高い価格での投資をして,
成功すると思うのでしょうか。
メインバンクの座を脅かされた三井住友銀行と結託し,
必死でもぎ取ったのでしょう。
その土壇場での努力は評価できますが,
設立の理念を自ら否定していることは誰も言及しません。
不思議な国。
案件獲得の経緯からして,
借入債務を長期間かけてでも解消することが狙いの一方,
三井住友銀行は「リスク融資」として高い金利を取れる筈。
しかし,
収益性の改善は容易いものではありません。
私の知る限り,
産業再生機構よりはユニゾンのほうが人材の質も高い筈。
少なくとも私の知っているファンド関係者で,
産業再生機構に移っていった人はいません。
初心者ばかりだと思うんですけどね。
カネボウの経営陣も,
企業同士の交渉での合意を反故にするような,
それでいて経営責任も明確にしない,
腐った連中。
日本の資本市場と報道機関が未成熟であることを,
あらためて感じます。
仕事では,
課内勉強会で工場での原価計算のレクチャー。
つまらない内容だと辟易するものですが,
現場経験も豊富な人が講師を務め,
課長を含め積極的に質問や意見が飛び交い,
非常に刺激的なものでした。
こういうのがあるとモチベーションは高まります。
講義の後に課長と少し話しましたが,
私も含め中途採用者の心情を考えての企画だった様子。
上司に恵まれましたね。本当に。
担当の仕事の山場は今週金曜日。
それへ向けて準備を着々と進行中。
明日は直属の上司と内容について確認の打ち合わせ。
さて,
やるぞ。
何も変わらないのに,
メディアは温かく迎えますね。
それどころか,
「産業再生機構の本領発揮」
と言いかねない勢い。
不思議なことです。
産業再生機構は,
「再生ビジネスが民間に根付くまでの橋渡し」
そういう位置付けであった筈。
実際,そういう議論を記憶しています。
なのに今回ユニゾンが手を挙げていたのにもかかわらず,
かっさらうように案件を持っていくとは。
ユニゾンが暫定的に評価していた出資額4000億円,
それは,
人事制度の刷新を含めたコストダウンと,
戦略的投資,
そして事業リスクを織り込んだ価格の筈。
不明なのは,
果たして国の傘下の機関がリストラを含めたコストダウンを,
本当に進められるのか,というところ。
事業体質の変革に疑問符があり,
しかも高い価格での投資をして,
成功すると思うのでしょうか。
メインバンクの座を脅かされた三井住友銀行と結託し,
必死でもぎ取ったのでしょう。
その土壇場での努力は評価できますが,
設立の理念を自ら否定していることは誰も言及しません。
不思議な国。
案件獲得の経緯からして,
借入債務を長期間かけてでも解消することが狙いの一方,
三井住友銀行は「リスク融資」として高い金利を取れる筈。
しかし,
収益性の改善は容易いものではありません。
私の知る限り,
産業再生機構よりはユニゾンのほうが人材の質も高い筈。
少なくとも私の知っているファンド関係者で,
産業再生機構に移っていった人はいません。
初心者ばかりだと思うんですけどね。
カネボウの経営陣も,
企業同士の交渉での合意を反故にするような,
それでいて経営責任も明確にしない,
腐った連中。
日本の資本市場と報道機関が未成熟であることを,
あらためて感じます。
仕事では,
課内勉強会で工場での原価計算のレクチャー。
つまらない内容だと辟易するものですが,
現場経験も豊富な人が講師を務め,
課長を含め積極的に質問や意見が飛び交い,
非常に刺激的なものでした。
こういうのがあるとモチベーションは高まります。
講義の後に課長と少し話しましたが,
私も含め中途採用者の心情を考えての企画だった様子。
上司に恵まれましたね。本当に。
担当の仕事の山場は今週金曜日。
それへ向けて準備を着々と進行中。
明日は直属の上司と内容について確認の打ち合わせ。
さて,
やるぞ。
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