「モノ」と「心」

2004年9月19日
モノを擬人化して愛情を注ぐ人と,
モノはモノ,と考える人の二種類がいるとすれば,
私は間違いなく前者です。
これは物心付いて間もない頃から気付いていたことで,
「擬人化する」というか,
「モノはモノ」であることが頭では分かっているのに,
「心を持っていて,反応して欲しい」と強く願う,
そんな自分を第三者的にも自覚していた,
3-4際の頃の自分を覚えています。
動物や植物にしても同様で,
というか,
親や先生を誤魔化す自分の醜さが嫌で,
友達に対しても取り繕おうとする自分の卑小さを子供なりに感じ,
周囲の人間に対しても自分同様に醜い部分があると考え,
騙されることが怖くなって,
小学校に入る頃には人と心の中では距離を置くようになってました。
そんな自分にとって,
動物や植物や「モノ」と言ったものは,
愛情を注げば裏切られない相手のようになぜか思えました。

今考えてみれば臆病なだけだったのかもしれませんが,
動物好き,植物好き,そして「モノ」を擬人化するのは相変わらず。

ユーノス500,
結局この車に乗れたのは14ヶ月間でしたが,
そのスタイルの流麗さは今でも最高のデザインと思いますし,
静かでありつつも力強いエンジンは12年目を迎えた今年になっても,
「走る楽しさ」を十二分に乗り手に伝えてくれる水準で,
「私の人生を変えた車」と言っても差し支えない車でした。

もはや1-2週間以内での廃車は避けられませんが,
それまでの僅かな時間も含め,
一緒に楽しんでいきたいものです。

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