資本主義の中での企業のあり方

税金見積りは粛々と進行。
加えて少し通常業務外のことで，
上司同士も交えたミーティングのセットアップとその準備。
「あるべき論」は踏まえつつ最後には政治の問題，
大企業病の一端を感じますね。縦割りです。

日本の上場企業の悪い面は社内政治が昇進に重要になる為，
政治力が重要になるところ。
会社運営も政治と同様，
ワンマンの独裁であっても，
それが有能なトップなら問題になる筈はありません。

しかしワンマンの問題は将来に路線変更すべき時，
進言する人間がいなくなること。
その為に株主の監視が必要というのが資本主義の考え方でしょう。
しかし今の会社を含め，
日本の大企業で株主の監視が有効に機能している企業は稀有。
何よりも「発言する株主」が稀有ですから，
村上ファンドのような会社が異端扱いされてしまう現状。

「長期保有目的」且つ「発言する大株主」がいる会社，
つまりはカルパース(※)のような投資家が株主となる会社こそ，
資本主義の中で「あるべき企業の姿」と言えるのかもしれません。

※カルパース＝カリフォルニア州職員退職年金基金，米国最大の年金基金

などということを考えつつ，
粛々と。
収益への執着心のないオフィス，
平和ですけどこれこそ平和ボケ，の職場。
いつか全てをひっくり返すくらいに変革してやる，と思いつつ，
今はただ，粛々と。