感謝

2006年9月20日
家に帰ると,
複数のおかずのある食事が待っている有り難さ。
これをふと思い出すことがあります。

明確に「離婚したらどっちに付いていく?」
などと聞かれたこともあった頃,
白米と味噌汁だけの夕飯がしばしばありました。
子供の頃はよく分からずに戸惑っただけでしたが,
覚えているということはどこかで憤りも感じていたのでしょう。

高校でテニス部に所属していた兄の試合前日,
直前のテストの成績が悪いことに腹を立てた親が,
ユニフォームに鋏を入れて思い知らせようとしたことなど,
後になってやはり異常だったのだと認識することも多く。

よく非行に走らなかったねぇと言われたこともありますが,
幸か不幸か物心つく頃には既に計算して動く人間になっていて,
自分にとっては「楽に」上を目指せる勉強を捨てるのは損だと判断し,
自分への投資が継続される境界線を見極めながら過ごしていた,
ということだけだったり。

そうした経験が今の自分の人付き合いへの姿勢,
血縁ではなく自分の判断での人間関係を大切することに繋がり,
自分自身にとっても良い出会いに恵まれてきたわけですから,
何が幸福に繋がるのかは複雑なもので。

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