骨董市

月に一度の近所の骨董市の日。
妻は一輪挿しを3EURで購入。
いつも同様に銀食器関連を物色している中で，
ふと目に入って強い印象が残ったのが大きめの油絵。
森の中の道を描いたものなのですが，
光が本当に輝いているようにように見えて忘れられず，
帰る前に「高いだろうな」と思って値段を聞くと，
「120EUR」とのこと。
安い！と思いつつ骨董市なのでそのままも馬鹿らしいな，と思い，
100EURと言ったところ「じゃあ110EURでどうだ」との回答。
聞いてみると100年以上前に描かれた油絵，とのこと。
一度110EURで合意した後，
「運んだ時に額が一部割れたからこれを後で接着剤でつけて」
と額(これもいい年代モノ)の破片を手渡されました。
掛けた部分を見えにくくして展示されていたとはいえ，
額が欠けているのを気付かなかった私が悪いのですが，
とりあえず「それだったら100EUR！」と再度交渉。
さすがに今回は少し相手も迷っていましたが，結局OK。

別に芸術品としては何も価値のないものなのでしょうが，
個人的に久し振りに「響き」ました。
この絵を中心に家具をコーディネートしよう，
そう思うくらいに。

帰って測ってみると大体横88cm，縦58cm。
今の油絵のサイズとは違うようですから，
額縁もなかなか代替品は無さそうですね。
正直，額縁は帰任時の運送には耐えられそうにありませんから，
こちらにいるうちに購入(ないしオーダー)する必要がありそうです。

何か人生が変わったわけではないのですが，
自分の中に新しい世界が広がった感じがして気分のいい，
そんな一日。うーん，ラッキー♪