雑感

2007年5月20日
最近,社内外から転職にあたっての相談を受けることもあり,
自分の為も含め少し整理を。

1. 「今の仕事がつまらない」といっても,その「つまらない仕事」で成果を出せない程度の人間に良い転職などできる筈が無い。
=>これは特に転職未経験の二十代前半の人が,「仕事がつまらない」「まず退職してから転職活動する」などと言う時に。ある程度人生経験を積んだ人なら別ですが。

2. 有名企業+未経験で希望する仕事+昇給,など考えるべきではない。
=>これは自分自身の経験から。
2.1. 前職のファンドは転職当時はメンバー8名,実績も殆ど無い時点でした。「これから必要とされるビジネス」という自分の考えと「面接で確信した幹部の優秀さ」のみで銀行から移ったわけですから,ベンチャーへの転身と変わらなかったかもしれません。M&Aビジネスを通じ自分の市場価値を向上させられる,という算段も当然ありましたが。

2.2. 現在の会社への転職の際,毎月の給料は正直半額近くに減っています。とはいえ「経理未経験であることによる短期的な付加価値減」「海外勤務の可能性を得る為の対価」として考えました。
(加えて,毎日26-27時に退社していた生活から「遅くても終電帰り」という生活への変化による「労働時間減」も含めれば,全く問題には感じませんでした)

個人的な友人であれば既知の通り,
私の市場価値も能力も前職のファンドで大幅に鍛えられたわけですが,
転職した当初は周囲の一部には,
「その会社は本当に大丈夫なのか」と言われたこともあるような,
所謂「名も無き怪しい買収ファンド」だったわけです。
逆に有名ファンドとなった今,
当時の私と同じ経歴の人間が応募しても何も連絡などあり得ないでしょう。

「誰でも欲しい」くらいに小さい組織を選ぶリスクを取れるのか,
そして業務量の集中にも耐え得るのか,
それは数年後の結果でしかわかりません。
逆に有名企業であれば応募者も殺到するわけですから,
競争は激しくなり未経験者の立場は弱くなるでしょうし,
給与交渉も難しいものになることが予想されます。
また会社によっては中途・入社社員との壁もあるかもしれません。

特に社内からの相談の際,
有名企業への転職にバラ色の夢物語を描いている人が多いのに,
少々驚きを感じることも。
同じ大企業組織,
尊敬するほど凄い人もいれば軽蔑すべき人もいる,
考えれば分かることの筈なんですけどね。

うーむ,
徒然と思ったことを落とし込んでみましたがやはり上手く整理できませんね。
気が向いたらもう一度整理しなおします。

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