03月12日付 朝日新聞の報道「新銀行東京 自身の責任開き直り 都議会委で石原知事」へのコメント:

「審査能力がないから既存の銀行は無担保融資が出来ない」
「既存の銀行が出来ないから新銀行で行う」

などと馬鹿にした発言とともに石原都知事が進めた新銀行東京,
2003年当時に金融機関にいた人間で,
成功すると考えた人はいなかったのではないでしょうか。

そもそも銀行を狙い撃ちにして東京都で課した「外形標準課税」が,
違法と判断されて返金しなければならなかったことが背景の筈。
嫌がらせ,とまで直接ではなくても,
とにかく石原都知事は既存の金融機関と仲が悪くその存在意義を否定していた,
という単純な背景を世間は忘れているみたいですね。

今となってその石原都知事やその取り巻きが民間との提携に言及するとは片腹痛い。

「潰す方がコストがかかる」という答弁,
金融危機の頃に石原都知事自身が馬鹿にしていた,
大蔵官僚や政治家の答弁と全く同じなのに,
恥ずかしげもなくそう口にできるのが政治家,なのでしょうかね。

このまま400億円の根拠についての公式な説明もないまま拠出を決めたなら,
「お金」の重さをあまりに馬鹿にしています。

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